まとまった余剰資金ができたとき、
「このお金、どうするのが正解なんやろ…」
そう悩んだことはありませんか。
銀行に置いておくのはもったいない。
でも、
一気に投資するのは怖い。
かといって、使う予定もない。
私自身、
新NISAの失敗をきっかけに投資と向き合い直し、
最終的に日本高配当株へ1,500万円を一括投資しました。
インデックスでもなく、
成長株でもなく、
なぜ高配当株だったのか。
なぜ「一括」という選択をしたのか。
この記事では、
✔ なぜ現金を寝かせ続けるのが怖くなったのか
✔ なぜ投資信託一本にしなかったのか
✔ なぜ一括投資を選んだのか
を、きれいごと抜きで書いています。
「投資が正解かどうか」よりも、
自分が納得できるお金の置き場をどう決めたか。
余剰資金の扱いに迷っている人にとって、
ひとつの現実的な選択肢として読んでもらえたら嬉しいです。
一括投資は危険
「1500万円を一括で入れるのはさすがに危険じゃない?」
そう思う人も多いと思います。
その感覚は、かなり正しいです。
実際、一般論で言えば
一括投資は価格変動リスクが最も大きい方法です。
- 投資直後に大きく下落すれば、精神的ダメージが大きい
- タイミング次第では、長く含み損を抱えることもある
だから、
「初心者には分割投資のほうが安全」
これは、今でも正論だと思っています。
しかし、私は、一括投資を選びました。
その理由は
- 現金を寝かせることが怖くなった
- S&P500だけでは怖かった
- 配当金が欲しかった
の3つです。
詳しく解説していきます。
理由①|現金を寝かせ続けることが怖くなった
当時、手元には約2,400万円の現金がありました。
(ここに至る経緯は、前回の記事で詳しく書いています)
転職して時間に余裕ができたことで、
改めて投資の勉強を始めました。
すると、
「現金のままでいること」自体が不安に感じるようになりました。
理由は大きく2つあります。
稲妻が輝く瞬間を逃す怖さ

投資本として有名な『敗者のゲーム』で知ったのですが、
株式市場のリターンは、
**ごく限られた「急騰する日」**によって大きく左右されます。
その日に市場にいなければ、
長期のリターンは大きく下がる。
現金で待っている間に、
その「一瞬」を逃してしまうかもしれない。
それが、だんだん現実的な恐怖になってきました。
複利の恩恵を一切受けられない
もう一つは、複利です。
現金で置いている限り、
時間はただ過ぎていくだけで、お金は何も働きません。

図のように、1500万円を年利7%で10年間運用すると最終的に約1250万円の差になります。
それに、現金はインフレが進むとどんどん価値が目減りします。
「長期投資が大事」と分かっているのに、
資金を寝かせ続けている自分に、
強い違和感を覚えるようになりました。
理由②|S&P500だけでは怖かった
では、そのまま今まで積み立てていたS&P500に全額入れればよかったのか。
正直、それもできませんでした。
トランプ関税の影響で相場が下落し、
それまであった含み益は
+27% → +2%まで25%減少。

損をしたわけではありません。
ただ、
米国株だけに資金を置くのは、精神的にきつい
そう感じるようになっていました。
理屈では、
「長期で見れば右肩上がり」。
それは理解しています。
それでも、
余剰資金の大半を再び同じ場所に入れる決断はできませんでした。
理由③|配当金が欲しかった
現金で置いておくのも怖い。
米国株一本に戻るのも怖い。
その中間として見えてきたのが、
日本の高配当株でした。
値上がり益よりも、
目に留まったのは「配当」です。
株価が上がればもちろん嬉しい。
でも、もし下がったとしても、
1500万円を配当利回り3%で運用すれば、
年間45万円の配当が見込める。
利益が確定しているというのは、直前に下落を味わった私には魅力的でした。
そう思えるだけで、
精神的な余裕がまったく違うと感じました。
まとめ|日本高配当株に約1500万円をほぼ一括投資
以上の理由から、最終的に、自分は
日本の高配当株に約1500万円をほぼ一括で投資しました。
分割投資も考えましたが、
天秤にかけていたのは「機会損失」です。
- 下がるのは怖い
- でも、資金を寝かせ続けるのも怖い
この2つを比べたとき、
「できるだけ早く市場に資金を置く」
という選択をしました。

選んだのは、
業種を分散した日本高配当株約40銘柄。
一発を狙う投資ではなく、
大きく外さないことを最優先にした形です。
正解かどうかは、まだ分からない
この判断が正解かどうかは、正直まだ分かりません。
ただ一つ言えるのは、
自分が続けられる形を選んだということです。
増やすことよりも、
「不安で投資をやめてしまわないこと」。
そのために、
日本高配当株への一括投資という選択をしました。
もし今、
余剰資金を前にして手が止まっているなら、
「自分が一番耐えられる形は何か」
それを考えるきっかけになれば嬉しいです。
追記|半年後の結果(2026年1月時点)
この記事を書いている時点で、
日本高配当株に一括投資した約1500万円は、
含み益およそ300万円、約1800万円になっています。

ただ、これは
自分の投資判断が特別うまかったからではありません。
正直に言うと、
いわゆる「高市相場」に乗れた影響が大きいです。
タイミングが良かった。
それ以上でも、それ以下でもありません。
それでも、
配当が入り続けるという前提があるだけで、
気持ちはかなり楽でした。
もしこれが、
値動きだけがすべての投資だったら、
同じ結果でも、ここまで落ち着いていられなかったと思います。
そして、
現金のまま放置していても、
この結果は得られなかったはずです。


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